「人の話を素直に聞いて、こらっ、しっかりしろって、それが会話じゃないかなと。別に高みから聞いているわけじゃないし、そんなこと言ってあげたって普通恨まれるだけ、嫌われてまで言うことじゃないのに。
結局みんなここで何しているのかって言ったら、いかにアホになれるかってこと。今ここでアホになれないと、将来もアホになれないと思いません?
ナンボのもんじゃいってここで知識の戦いをしてもしゃーない。じゃあ何を大事にするの? 今出会った人を大事に出来ない人が、誰を大事に出来るのか。 人の話を聞ける、また聞いてもらえる、それはここに500人居ようが、10人居ようが一緒ですよ。他愛もない話、そこから何かヒントもって帰れればいいんだよ。
人それぞれのドラマがある。三歳の子供でも喋りますよ、みんな感動する。知識とかこうやったら儲かるとかなら凄い人がいっぱいいるかも知れないけど、人間としてだったら、100歳が3歳の子に負けることもある。だからこの会も毎回、テーマは何もない。誰が何を言うかで派生するし、明日は覚えていない。メモに書くようなものでもない。うたかたのような夏の夜」
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