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●―人間のオアシス村―

                                     平成27年3月7日目次に戻る

 三寒四温。
 寒いながらも春は確実に近づいています。
 ここ、音羽村、甲州屋さんの店内は、いつも春のように暖かい。
 いまや、自然会の会場として、すっかりお馴染みになりました。

 おいしいお酒と肴をいただきながら、会話に花が咲く。
 来るまでは何か思い悩んでいた人でも、帰るときは明るく元気な顔で出ていく。
 それが自然会の不思議なところです。

 今日もいつものメンバーが一人一人、集まってきました。
 まずは、恒例の雑談タイム。

 会長「母親が父親にDVD受けた。あ、DVDじゃない、AVか、違うDVだ。虐待された。子どもは絶対、あんな父親になりたくないって言ってたのが、結婚したら、結局、父親と同じように妻に暴力をふるった。それは遺伝のせいだと言う。実はそんなもの本当はない。そんな遺伝なんてあるわけない。だって、前世が違うんですよ。甘えてる。父親の血を継いだからって、それは逃げだよね。ただの言い訳、それでイイワケ?」

 サダさん「言うと思った(笑)」

 とダジャレ混じりに、物事の本質を突くような話が飛び出すので、雑談と言えども侮れません。
 いや、雑談だからこそ、学ぶべきことが多いというべきでしょうか。
 けっこう多いんですよ。どんな会だろうと思ってやってきたら、冗談ばかりで、呆れて帰ってしまったというような人。そういう人は、二度と来ることはありません。

 会長「今まで30年、自然会をやっているけど、会員がそれほど増えないのは、基本的に褒めないからだね。誰でも彼でも褒めれば会員はめちゃくちゃ増えるよ。大体ちょっと来たところをパシってやるよね。そうするともう来なくなる。褒めて欲しくて来ている人は褒めてくれなかったら来なくなる。それじゃあかんて」

 怒られて、去っていく人、また来る人。
 その中で、残っている会員の皆さんは豪の者?
 怒られることが好きな人はあまりいません。
 しかし、怒られたことによって、気付くことがある。
 結局、そういう気づきが得られなかった人は、足が遠のくのでしょう。
 自然会って、そういう会だと思います。

 会長「こういうことがあるんですよ。例えば、胃がんの末期で動くのも大変だという時にお祓いを一、二回やって、どんどんよくなってきた。だけど、三回目の時に風邪ひいて体調悪いんで今日のお祓いはキャンセルだって言うんだよ。
 この矛盾。おかしいでしょ、胃がんで死にかかっている人が良くなってきているのに、今日は体調悪いんでキャンセルなんて。来た方が早い。
 極端に言えばお祓いなんていらない。人の話を聞いてるだけで元気になっちゃう」

 キヨシさん「ここに来て座っているだけでもいいですよね」

 会長「宗教めいているけど、宗教じゃなくて、来る気持ちがあるなら、来る道のりで、もう治っている。
 前向きな気持が足を動かしているんで、嫌な所に行く訳じゃない。その間に、自分でいろんなことを考えるし、ここに来るまで考えている間に、もう本人が問題を解決している。それだけ考える力って人間持っているから」

 カズコさん「来た時はうつむいていた人が、帰る時は胸張って帰られますものね。それを何度も見ていますから」

 会長「甲州屋っていうのは文化村でもあるけど、人間のオアシス村だもんね。しょうもないこと皆で言ってさ。そこに今まで抱えていた問題も消えていく。あんたの悩みは何だとか、こまごまと聞くんじゃなくてさ。ふわーっと溶かしてあげられる。そういう場所でいようよ」

 甲州屋さん、いつもおいしい料理と場所を提供していただいて有難うございます。
 それでは、また次回!




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