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●東京月例会報告レポート


                     アホにならんと

                                平成20年9月7日  目次に戻る

 「まず初め自分で胸を触った時に、あー来たって、その瞬間分かった。昔主人が鬱病に苦しんでいた時、早く治してあげたい、子供も出来たし、なんとか家庭を楽しくしたい。この人を楽にして上げたい、あの時、あんなに一生懸命パパに色んなことをしてあげたいって思ったのに」前回のレポートでも紹介した乳がんの女性とそのご主人のスピーチ。

 「主人は鬱病が治ってからもずっと自然会にいて、一生懸命勉強して、会長の背を見てどうにか、自分が辛くてもなんとか従いて行こうとしていたのに、私は全然手伝わない、話も聞かない。主人は私に対して色々言ってくれるんですよね。自然会で学んだ事とか、でも私は完全シャットアウト。愛情をかけてくれたに違いないのに、主人に対してなんか素直になれなかった。イライラして子供に八つ当たりしたりして、それはバチが当たるだろうなって、その時は凄く反省しました。自分も悪かったなって主人は言うんですけど、私が全面的に悪いって本当に反省しています。

  癌の事もあって、親とか友達とか兄弟とか、みんなに励まされた事がすごく有り難かった。十何年も経ってから、初めてYOUを開いてみて、自分が生かされている事とか、みんなに出会えて、色んな人に色んな事を言ってもらえて自分が生かされているんだ、本当に有り難いんだって、感じた。本当に遅いんですけど。

  私が一緒に自然会の事を考えたり、こんな人が来ているんだよとか、話を聞く耳を持たなかった事に対して辛かっただろうな、って思うんですよね。だって色んな人の事を勉強したいって言う主人に、私は全然ついていけない、シャットアウトしていた。その十何年のギャップを本当に申し訳なく思っています。今はそういう気持ちです」

  会長が「で、今日は新入生か。十何年ぶりの」と声をかけられると「ハイ、今日皆さんと飲ませていただいて、すごくホッとするっていうか、素直に楽しめたっていうか、受け入れて貰って、本当に有難うございます」

  ご主人は「20年前鬱病で苦しんでいた時、本屋で『実践超能力!YOU…』を立ち読みした事がきっかけで、カミさんも分かるくらい、みるみる明るくなった。二年後(当時休会中だった)東京例会が始まり、出席出来た。本一冊で鬱病を克服出来たのだから、なんとか自然会の役に立ちたいと思ってきたけど、カミさんはずーっと私は無理、パパ一人で行って、パパが行くのは拒まないけどって言って、本も一度も開かなかった。けど癌の事もあって初めてYOUを読んで、今、病気の重さと向き合っている。毎日一緒にYOUを読んでいる。
  …ママ、従いて来てくれるかいって言ったら、従いていくよ、って言ってくれた。何も要らない、なあ、ママ、物理は何も要らない。人の為に生きようって。癌が治っても治らなくても、人の為に生きようねって、そんな話をしながら、電車に乗ってきた今日、このごろです」

  会長は「アホにならんとな、アホになれんかったから、身体がおかしくなったんだ。でももう充分アホになっている。周りがアホだからな。
  基本的にここにいる人はみんな幸せなわけでしょ、ここで酒を飲んでいられるって事がよ。利害関係ない、商売とか宗教とかじゃないし、こういうのって褒めもなければ自慢もなければ、他愛なくて、豊かでしょ」

……………

 「お友達やお友達のお母さんからはいつもお褒めの言葉を頂くのだけど、勉強が今一つで…」というお孫さんの様子を細かく語り、将来を案じるお祖母さまに会長、

 「そういう子は留学させる。英語なんて出れば大丈夫、なんとかなる。今のままで行ったら、あんまり学校に行かない子で終わってしまう。だったらオーストラリア、カナダの様に色んな国の人と出会えるところへ行かして上げる。高校も向こうで行ける。大きくなって帰ってくるよ。そのスポンサーになってあげなさい」

……………

 「みんな、来月例会に参加しようと思っているでしょ。私はいないかもしれないよ、だって身を削っているもん。だから、本当に分からない。人間ってそういう事だって事。病気だから、癌だからとか寿命を考えてしまう。ところが人は今日健康でも翌日死ぬ事もあるんですよ。地震もあるし、事故や、通り魔に刺されてとか。病気の人の方が時間を考えている、大事にする。健康な人が一瞬にして死んでいるんですよ」





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