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●東京月例会報告レポート


                     川の流れのように

                                  平成22年1月10日  目次に戻る

  この日は、東京例会の独身男性トリオのお一人がトリオ脱退間近!というおめでたいニュースから始まりました。皆から大いに激励の声が飛んでいました。次回の報告が楽しみです。また平成22年の新年会ということもあり「自然会は"今生明死"でも五年後を見据えて、これからの自然会の展望を」との質問に会長は次の様に。

 「その通り。第一にまず、今生明死。明日は死んでいるんだ。
第二に、もし来年も生きているとしたら、人の生き方として、今、親が子を殺す、子が親を殺す。見ず知らずの行きずりの人までも殺す、それを阻止せないかん。まず日本から。教育の問題とかごちゃごちゃ言っていると間に合わない。難しい、けどきっと出来る。やらねばいかん、と思う。
  第三に70歳まで生きているとしたら。いくら本書いても読まない人は読まない。だから若い人材を育成して、世界に派遣する。100人くらい。家族や出会った人を大事にする、世の為人の為に働ける、そんな当たり前だけど難しいことを実践して、人に良い影響を与えることができる人材を。一人が100人に影響すれば、またその人が100人に…それしかない。

  また「最初は例会に来てるオッサン達をつまらん、クソくらえって思っていた。でもそれは違う、そう思うことは、自分がその人達以下なんだと、気付いた」とこれまでの反省を語って下さった方に会長は

 「そう! 人をつまらないと思うことは自分がつまらない人間だってこと。こういう人とは酒は飲めないとか、こんな所でやってられるかとか、それは自分がやってられない人間だってこと。この人を何とかしてあげようと思ったら、自分がやらなきゃいけない。

  京都例会(京・このごろ会)が素的なのは、今日出会った人にこんな失礼なことをしてしまったとか、家族にこんな態度をとってしまって反省したとか、こんな事があってすごく感謝したとか、具体的なんです。どこどこの例会がどうのって抽象的な話じゃない。宮崎もすごい、理屈を言う人は一人もいない。何ともいえない人生の素晴らしさを感じるよ。

 (東京の)皆さんもそんな人の役に立てる逸材になりかかっている。それは自己主張がなくなったことろから始まる。まだ自己主張してる人もいるけど、すっかり越えてる人もいる。こんな時代に集まって、しょうもないこと言ってると思ったら、絶対なんか自己主張してますよ、それをしないってことは……ワシら本当に阿呆だと思われてるんだなぁ〜(一同:爆笑!)

…………

  ある男性に会長はこんな風に声をかけられました「親を思う気持ちを聞きたい」
 「尊敬してます、言語で組み立てる必要もないくらい好きです」とその方。

  会長は「こういうことがあったとか、こういう会話があったとか。だた尊敬してる、だけじゃ分からない。とても簡単なことなんだけど、感性が乏しいんだね。理屈で喋ってしまう。人を愛するってことが分かっていないんだ。厳しすぎる言い方かもしれないけど、今ここで開眼した方が早い。人間はとっても素的なものなんだ、と分かって欲しいから。百万冊の本を読んでいくら頭に知識を詰め込んでもダメ、大事なのは感性。ダジャレ云ってなんだ下らない、って眼でいつもワシらを見てるけど違う、そこに文化がある、そこに気付いて欲しい」

 「素でいけばいい」「いやその素が難しい、分からない」と皆も声を上げると、会長は

 「難しくしてるのは自分。じゃ開き直って、何の努力も要らないのかって云ったら、それは違う。素でいい、けど素にも努力が必要。素の努力が王道。素の王道。そこまで行かなきゃいけない、簡単じゃないけどね。何も考えなくていいのか、何もせんでいいのか、と行くのは邪道。勉強することはキッチリして、それをひけらかさないで、阿呆になって喋れて、人に気持を伝えられる、それがホンモノ。知ったことを偉そうにひけらかしたり、人と自分を比べて威張る、そんなことやっているうちはダメ」

……………

 「人の来る道は、結局川みたいなもの。川は流れる、澱みなく流れる。自然に色々あって、時に洪水になったりもする。でもサラサラと流れてる川がホンマもんじゃないかな。そしていずれ大河に、海に行き着く。一つの川も、その川だけが流れているんじゃない。沢山の小川があったり、結びついて繋がりながら、流れている。これは人間の営みと同じ、一緒。どの一つでも無視したり、堰を作ってしまったり、逆らったりすると、氾濫しますよ、人間が氾濫しているんじゃなくて、自然が氾濫しているんだ」





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