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  アホ連発〜褒めない

                                     平成26年6月12日目次に戻る

 例会に向かう道中、雨模様でしたが、祇園に着くころには、傘がなくても大丈夫なくらいになっていました。今宵、初めて参加される方もいらっしゃり、どんな時間を過ごすことになるのか楽しみです。

  新井さん「アホは、アホを隠すことは、できるけどやっぱりアホの根っこは直らないし、アホのままだから、どうしてもね……。」

 会長 『俺らのことを言うてんの?』

 新井さん「なんで気が付いたの。」

 会長 『「グサッ!」ってきたから。俺らのことを言っている。って思ってぇ〜。』

 新井さん「いやいや、会社の社員の話。その社員と関わる時に、アホを何とかして賢く変えてやろうと思って、一生懸命努力してきたけど、やっぱり……変わらない。隠すことはできるけれど、「三つ子の魂百まで」でそのまま。変わらない。」

 会長 『変わらないねえ、前世が悪いんだろうね。』

 新井さん「そこから先は、摩り込みですわ。1回言ってできる人も居れば、2〜3年も同じことを言い続けないとできない人も居る。」

 会長『俺らの本の「YOU…あなたは変わる」ってあるよね。ホントに変わる人も多いのよ。嫁がまず、びっくりする。「えっ!お父ちゃん変わった!」でも変わったんじゃない。進歩しただけなんだよ。変わっているはずない。あるきっかけで、人生の「生き方が解った。」っていうことが、一般的に変わったって言うんだけど、変わったんじゃない、ただ進歩しただけなんだよ。

 新井さん「だからアホの根っこは、変わってないのよ。」

 会長『そうね。根っこは、変わっていないね。』

 新井さん「それに気が付くのに10年も掛かってしまいました。その社員は、知能指数は高いんですよ。だから理解力は、メッチャあるのだけれど、人間としてアホなんですよ。「違うよ」って同じことを10年間言い続けてきても変わらない。仕事での対処方法を教えていれば、隠す術は、覚えるけど……」

 会長『そうだね。隠すことは、できるよね。ただ、何かの時に「ポッ」って出てくるよな。』

 新井さん「最後は、アホが出てくる。」

 会長『要するに、今生が出てくる。』

 新井さん「その辺が難しくてね……やっと気が付いて最近は、アホには、喋らないようにしているんです。」

 蔦谷さん「相手も同じことを思っているのと、ちがうか?」

 会長『アホに喋るって言う事は、自分がアホなのよ。「このアホ!」って言うたら実際は、「アホにアホって言われたくないわ!」って思うよな。アホ対アホになっちゃうんだよな。
 それは、今生に生まれてきた限り、何も変わらないよ。ただ、それを知識とか教養とか修行によって、悪いものを如何に包み隠すかだよね。それを包み隠せないと失言が起こるわけだよ。「ワッー」と一言出る。本音だよ。そのまんまが、出てくる。それでみんな失脚するじゃない。失言じゃないよね。本音だね。変わっていないのよ。』

 前島「そのアホな人がホントの意味で成長することは、無いんですか?」

 会長『基本的に「全部変わる」ってことが、あるんですよ。要するに「三つ子の魂」までも変わる。あり得る。でもね、本人が変わったつもりでいたら、鼻が高くなったり、良い気持ちになっているときにやっぱり三歳までの魂が…前世の魂が、「ポロッ!」って出てくる。これが命とりよ。
 成長って言うのは、伸びているように思うけども、何も無くなっていくことが成長なのよ。恰好良いことを言えるようになることが、成長じゃないんだよ。どんどんアホな話になっていくのが成長。(高橋さんに目線を送りながら…)あいつは、まだ半分残っているけどね。』

 高橋さん「会長! 今、なんて仰いました?」

 会長『どこかで勝負するところがあるからよ。勝負している間は、成長していない。無になれば無になるほど人間って幸せでしょ。物が有れば有るほど悩むのよ。無くしたくないとか……。無ければ無いほど何も悩みがなくなるんですよ。無だから。……でもとりあえずお金は、欲しいなあ。

 経営者の気持ちは、解かるのよ。俺らと同じこと言っていたら会社が潰れてしまうからね。きっちり家族を守るとかスタッフを守るっていう「欲」は、必要。それは、「欲」っていうより「愛」だね。こいつらのために頑張らないとイカンって言うのは、「欲」じゃないよね。「愛」だもんね。』



 私の「三つ子の魂」は、どんなものか。思いを巡らしても自分では、解るはずもないんですが、頑固で不器用で間抜けな父親と、執念深く、したたかで外面の良い母親が両親でしたので、そんな「三つ子の魂」じゃないでしょうか。


 会長『俺らなんかさ、人を慰めたことなんかないのよ。大体怒っているのよ。それは、伸ばしてあげたいと思うからで、「三つ子の魂」が、少しでも進歩できれば良いなって……。褒めない。ほとんど褒めたことが無いんですよ。俺らが褒めたら、見殺しにされていると思ってもいいぐらい。「どうでもいい」と思ったら柔らかく言うけれど、大体怒っているね。それは、自分に対してでもあるんですよ。人生って何なの? 「感動」でしょう。やっぱり、人に触れ逢うこと、明日はもう逢えないと思った時に、できるだけのことを言おうと思う。それが人との出逢いである訳だから……。
 だからこの例会は、無茶苦茶だよ。俺らもやられる。要するに飾りがいらない。本音で皆が喋りあえば、良いことよ。』

 我が子を「褒めたい」と毎日思っているのですが、子どもを「褒めたい」気持ちを掻き消すような子どもの振る舞いが多くて、褒めるチャンスを逃し続けています。父親の「怒る」ポイントを知っていてワザと怒られている気がしてならないんです。無意識に怒られたいと思っているのでしょうか。
 私は、幼少の頃、何とか親に褒められようと努力していたつもりでしたが、たいして出来が良くなかったので怒られも褒められもしなかった様に思います。今でもそのままで「毒にも薬にもならない」おじさんになっています。

 楽しい宴のあと……次のお店でも会長トーク炸裂です。お店の人たちもタジタジでしたし、ここでも会長は、「褒めない」でしたが、笑顔あふれて楽しいひとときでした。
 その次のお店でも、いつも通りの会長でした。……が、ひとつ目のグラスを空ける前……無口な私との時間が辛そうだったので……「ホテルまで送りますよ。」と一言。
 いつもなら、『もう1杯だけ呑んでから』『タバコもう1本吸ってから』又は、『おまえ、先に帰れ!』なんですが……

 会長『送ってくれるんだったら、帰ろうか。』

 ん?意外な返答にお店のマスターと私は、しばし目がテンになってしましました。お店のマスターも「東さんがこんな時間に帰るのは、初めてかも?」

 次回も楽しみです。

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