親子とは・夫婦とは

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　　爽やかな季節！四条大橋（京都鴨川）を渡りながら頬にうける夜風は、喧騒の街中とはとても想えないほど心地よさを感じます。
　　今月の自然会京都例会では、幼児（就学前の可愛い子ども達）を連れたご家族の参加者もあり、会長達との雑談の中で子育ての苦労話も語られていました。
　「子どもはこの世に生まれる時に、既に自分の食いぶちを持って生まれてくるもの！だから親達はそんなに心配する必要はないのです。」との言葉がとても印象的に感じました。

　【会長から】

　「親子の関係はいろいろありますが、育て上手が大切です。今日来た子ども達は良いね・・・同じ様に子どもたちが集まって騒いでいても、うるさく想うのと可愛いなー、と想うのとは全然違うよね！それが躾なのです。
　　親が自分の背中をちゃんと見せていれば、子どもは真っ直ぐ育ってくれます。野放図にしては（ニャ笑い）、○○さんの様になりますよ！」と差し向かいの男性に目線を向けられました。

　　会長は『親』の漢字を示しながら、「"木の上に立って見る"と書くのが『親』であるように、子どもに対しては、全体を見渡たせる立場でなければなりません。」と話されていました。

　【会長の目線の先にあった男性】
　「私達夫婦の仲人をしてくれた親戚の叔母がおり、彼女は町議を三期務め最近の選挙で落選しました。電話で立候補を聞いたとき"え？まだするのかいな、もう充分と違う？"と言ったのですが･･･それ以上は言えませんでした。実はその数日後に知ったことですが、立候補届けを出した晩に叔母のご亭主（義叔父）が突然体調を崩し、現在でも状態は芳しくなく入院することになっています。選挙結果がわかった時も私は事務所にいたのですが、複雑な気持ちでその時間を過ごしました。もっとしっかり反対したら良かったのでは･･･と今では悔やんでいます。あくまで私の見方ですが、今回の出来事は叔母夫婦にとっての試練（しっかり看病しろ）とのお諭しではなかったかと想っている・今日この頃です。」と話しをされました。
　【会長から】
　「この話しを聞いて、おそらくご亭主は反対（立候補）だったと想うよね！望んでなかったから、起こった事（病気）だったかも知れません。」と解説された。

　【小学生の女の子】
（以前ご両親の離婚と、いじめの問題を話した少女）
　「五年生の時は担任とも友達とも上手くなじめず、学校に行くのが辛かったです。今学期からクラス替えがあり、教科ごとに先生も代わるし、友達も以前に仲良しだった人とも一緒になれたことで、楽しく学校に通えるようになったことが良かったです。」と話してくれました。

　　又、離れて暮らすお父さんの所に行くことは減ったのですが･･･と続けながら 「突然尋ねた時に冷蔵庫を開けたら、私の好きな物（お菓子）があったりして、私が来る日を予想して入れているのかなと･･･嬉しかった（小声）」と話してくれ、自然会のメンバーは一斉に笑顔になりました。
　【会長から】
　「○○ちゃんはその先生のことも友達のことも、ただ嫌いとだけ想っているんじゃないとわかる。いろんな角度から分析しているのが、親父さん家の冷蔵庫の件でもはっきり感じるね！　同世代の子供と比べたら大人の感覚があり、それでいてとても繊細な心を持っているから苦しかったのだよ。
　　それから、親父さんは普段絶対に食べないお菓子を冷蔵庫に入れて、○○ちゃんの来るのを待っている･･･愛だね！　親の愛情だよ！」と笑顔で話された。

　【広報Ｎ】
　　最近もっぱら心に浮かぶ気持ちは、己の小ささ・弱さを感じることです。以前の私は自分なりに勉強もして、皆さんが話されていることは『そんなの知っている・わかっている（分かる・判る・解る）』と勝手に思い込んでいてそれが言葉の端々にも出ていたようです。
　　自然会で過ごしてきた数年間や、我が子が成長する過程で起こる様々な出来事を通じ、過去の自分がいかに謙虚さのない傲慢な心でいたかを反省する毎日です。

　【会長や皆さんから】
　「以前はひとり善がりの堂堂めぐりでしたよ！」「自分の世界しか見えていませんでした。それが最近だいぶ良くなった。」「俺は･･･まだ・まだと言いたいけど！　随分よくなったね、ブログはいま一やけど（笑い）」
　「前はね、図書館が喋っているようでした。今はそれが少しずつとれて、自分の考えや言葉で話し出しています。それが大切！だから面白い！いずれ図書館（知識）が役に立ってきます。知識を知恵に換える時期がやってきたのですよ。」と嬉しい言葉をいただきました。