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●京都便り


                      本音で喋る

                                  平成19年12月19日京・このごろ会より
                                                  目次に戻る

  この日の京・このごろ会開始前、会場になっている空手道場でお祓いが行われ、初めてお祓いを目の当りにした参加者からは「すっごく痛そう」「悪い血があるとあんなに赤く出るのか」など、その衝撃が次々語られました。
  お祓いを受けられたご本人は「ご苦労様でした。大分しんどかったようですね。なんか顔つきまで変わったようですよ」と進行役の幹事さんに促され、

 「今日は本当にいい勉強をさせてもらった。重たいのが抜けて体が軽くなった。それが顔つきにも出ているんでしょうね。金銭的にもきついけど、我慢できない時は金は関係ないですね。明日死ぬかもと思ったら絶対やって貰おうと思った。それまで普通に出来た事が出来なくなって、それが出来たときの感謝は口には表せませんわ。不自由をしたからこそ、本当の感謝に変わりますわ。奥さんには服も着せて貰わなければならない時もあって、身の回りをして頂けることは口にはできへん感謝、奥さんになって貰って良かった。これからは良い家庭を作っていきたい。妻と二人だけの旅行にも必ず行きます」

  付き添われていた奥様は「今日は本当に有難うございました。私は感謝して頂くような程の事は何もしていません。顔つきが変わったっていうのは本当に感じます。日に日に体が動かなくなっていく、そういう主人を見ていることがすごく辛かった。漢方がいいって聞いて毎日煎じて飲ませたけど"コレ飲んだらもっと悪くなってきたんや"なんて言われて、それだけしんどい思いしてはんのやと分かっていても、もうややわと思う気持ちも出てきたりして、思わず主人に毒づいたりしてしまった。
  でも知人の御主人が亡くなったりして、そんな時、ふと我に帰って、もし主人に何かあったらどうしよう。私を一人にしないでって言ったら"アホ!お前何言ってんねん"って。でもそれ、本当の気持ち。痛い、だるいってしんどい思いしながらも一生懸命頑張っている主人に、嫌になったりして悪かった、有難うって。
  主人が元気になったので嬉しくて嬉しくて、明日から頑張って仕事できるなって、そう言える事が有り難いです」

 「良かった、本当に良かった」と皆から祝福の拍手が送られました。

……………

  また今回は「車の運転をしていてクラクションを鳴らされるとついムカッときてしまう」というコメントに、盛んに皆の意見が出されました。「そんなん下りてどつけばええやん」「いつも自分が譲っていれば、自分も譲って貰えるのでは」など。会長は

 「クラクションが鳴った瞬間、何も考えずに"文句あんのか!うるせー鳴らすんじゃねえ!"って、そこまでは本性だから、そこから後、どう考えるかだ。
  そのままムカついていると今度は自分が事故を起こす。あの野郎腹立つな、でも可哀相な奴だな、事故起こさなきゃいいけどって考えてあげられればいい。絶対事故を起こすぞ、長生きしないな、何を急いでいるんだ、変わらないよ、2、3分しか、生活荒れているんだな。相手が可哀相だと思う事によって怒りが鎮まる。

  血気盛んな本性を持っている人は始めはすごく腹がたつ。それは本性だ。おっとりしてる人は始めから"あ〜ごめんなさい、どーぞお先に、こっちがドンクサイから怒っているんでしょうね"ってなる。
 "お前なんや文句あんのか、どついたろか"って人はすぐ喧嘩にもなるけど仲良くもなる。"なんや、あ〜悪い悪い、チョロチョロしているからやで、あーそうか、悪い悪い"って、名刺交換して"じゃ今度飲もうか"ってなる。
  人間て面白いね。きっかけはマイナーでも何か投げかけてきている。あいつ絶対死ぬわって放って置くと縁も無くなる。マイナーでも何でもいいから"何が言いたいねん"ってきっかけ作って、話せば分かるよ」

……………

 「本に書いてあるみたいな、心掛けみたいな事を浅い所で喋る人がいるけど」と会長、続けて「優等生的っていうか、伝わってこない。死にもの狂いで苦労した人からは、本音が出る。優等生は"あっ、怒ってしまった"って反省する、本で読んだからね、そこから先へ進んでいない。"生き死に"をやってないからです。いかに恵まれて生きて来たかという事だと思う。"生き死に"をやっていたら、感謝なんて言葉、簡単に出て来ない。軽々と"ありがとう"なんて、なんかの宗教か」


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