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●東京月例会報告レポート


                         原点回帰

                                  平成22年12月5日  目次に戻る

 平成22年の忘年会となったこの日の例会はこんなスピーチから。お友達である会員さんから『CHANCE』と『天職』をプレゼントされたことがきっかけで例会に参加して下さるようになった方なのですが、「最近『YOU』を読んで、素晴らしいと思った。実例が書いてあって、分り易くて入りやすい。初めて読んでもファンになる気持ちが分かる。みんなに広げたい。もったいない。この会もいい会なのに知られていない」

  会長は「本は沢山ありますよ。皆も家に仕舞い込まないで、どんどん友達にプレゼントしてあげて欲しいね。やはり原点は『YOU』なのかな。あまりに端的、あまりに断定的に書いてあってキツイかと思っていた。天罰が下るとかね。まだ当時は天啓を享けたばっかりだから、そのまま書いちゃった。天の言葉を自動書記でね。

  ワシ今66歳、あと四年十ヵ月。この会は老人会じゃない。誰かを育てる会になって欲しい。もう我々はとにかく素的に生きるしかない。その姿を見せて、従いてくる人を教えて上げる。テメエが碌でもないのに誰が指導できるんだよ。
  会員だけ増やすことなんて何の意味もない。ビル建てたって、そんなもんいらん。
  この会は全く奇跡。皆云う事も考えることもバラバラ、無茶苦茶統一性がない。一つだけ根っこは。吸い取り紙のような素直さ」

……………

さて、ご家族の近況報告のスピーチをして下さった方を会長はこんな風に叱咤激励。

 「おまんの話を聞いていると全部自分の話。母親の話であれ何であれ、何かして上げたいけどして上げられないとか、全部自分。そこから抜けろよ、そしたら皆幸せになるから。まず自分が幸せじゃないと人を幸せに出来ない。額に皺を3つも作っているようじゃダメなんだ。皺を伸ばせ。それは悩みもなくなるってことなんだ。だってそうだろ、母親の為、嫁の為、子供の為と思っていたら何も疲れない。俺はどう処すべきかって悩んでいるんだよ。愛があればいいんだよ。こんな簡単なことが出来ない。何を悩むねん。難しいけど簡単。自分があるから悩んでる。自分が無かったら何も悩むことはない。
  真っ先に自分のことを考える。それを無くす。その方がよっぽど楽。有ると思うとそれを守ろうとするから、人に貶されたくないと思ってしまう。人に文句言われたくない気持ちが無かったら、誰にも言われません。何も無いんだから、でしょ。今直ぐにでも出来る。そうすれば人のことだけ考えられる。

  簡単、酒のんで何を言ったのか忘れちゃうのと一緒。忘れちゃう。無くせないから。俺は誰だっけって思う。築いてきたって思っているからね。無い頭で考えるな、ハートで聞け」

……………

  「人間って本当に戦いたい生物。今日本は戦後65年?これから戦いが起こっていく。家庭で起こってる、学校で起こっている。殺し合いだ、みんな。国と国なら大義名分があって、そこへ逃げられるのかも知れない。でも家の中でやっている。腐っているんだ日本人が。裕福な家庭でも親が浮気とか。最も地球上の歴史で哀しいのは渋谷にいる女の子。いくつもリストカットしてる。帰っていく家庭がない。食うに食えない中でお父さんは他の国と戦っている、家守っている、そんな時にそんなことする子はいない。平和で豊かになったというのにロクなことが出来ない。何なんだ人間って。
  ワシらの時代は戦後の本当にメシが食えない時代。自分が大人になった時あの思いを子供にさせたくない。甘やかして甘やかして、自分達なのよ、団塊の世代。子供に同じ思いをせいって言えない。させたくない。それが今の日本をダメにした。
  昔、うちのお袋は親兄弟を食わせる為に11歳で芸技見習いに入った。けど苦労じゃなかった。当たり前だった。逆に喜びだった。自分が役に立つ。そこまで思えるか。犠牲になって私は売られちゃったんだと想うか、私は役に立ったんだと想うかで人生が変わる。だからうちのお袋は今85歳だけど、メチャクチャ幸せだよね。
  でもニュースで見るのはほんの一部。一つの屋根の下に光があって一家団欒、そっちのが多い。目立つのは悪いものだけ、それが報道を通じて入って来る。あれが世の中全部だと思ったら終わりだけど、実は違う。日本は捨てたもんじゃない。素的な人はいっぱいいるし、いい家庭の方が多い。マスコミがいけない、毎日毎日ね。でも、ああなっちゃいけないって歯止めになる。私も世の中に警鐘鳴らしているのは、最悪最悪で鳴らしている。そうならないようにと思ってもらう為にね」





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