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●東京月例会報告レポート


                     生きる

                                  平成21年9月6日  目次に戻る

 「出来ることなら知り合い全員に『CHANCE』をプレゼントしたい。倉庫に眠らせて置いたら勿体ないですよ!」と、本を手に熱っぽく語って下さったのは、旧自然会からの会員さんで、普賢でも度々会長と行動をともにされたMさんです。会長は

 「名古屋のある会員さんが『CHANCE』に感動してくれて、天恵堂で10冊買って、更にでっかい本屋に行って10冊!って言ったら無い。三冊しか無い、じゃ追加、ついてはもう10冊、それは1ヶ月平積みにして売れなかったら、オレが買うからって。二週間たって行ってみたら6冊売れていたそう。嬉しいよね、方法を自分で考えて、実際に行動を起こして、色んな人に読ませてあげてくれる、嬉しい。京都で東隆明コーナーを作って私の本を全部置いてくれている本屋さんもあって、有り難い。

  誰でも迷う時はあるよ、そんな時『CHANCE』をパッと開いてその頁を読んでみる、うん!って信念持ってもらえる、開運本。この本が生きた時、この作家の他の本も読んでみよう、って思ってもらえると思う」

  Mさんの「会員だけ読んで感動しててもしょうがない!」頼もしいお言葉に、
  会長も「しょうがない!」

………

  さて、お酒もどんどん進み、夜もどんどん更け…というのは例会ではいつものことですが、この日この時しか聞けないような話を、会長が語ってくれました。

  「なんで人は生きてんの? 愛されたいから? お金を儲けたいから?
  でも死ぬ時は何も持っていけないね。結局は。なんで満足して死ねるかって、されたことに満足するんじゃなくて、したことで満足する、されたことじゃない。あの人にこうしてあげたけど、あの人にもこうしてあげたけど、私は先にいくけど、本当に幸せに生きてねって逝くのが、本当の幸せじゃないの。お金残したとか、貰ったとか、騙したとか、取られたとか、そんなもんじゃないよ、財産ってのは。
  だって人間は間違いなく転生しますから、次に来ますから、そのままで生まれてきますから。肉体は死んだら終わり、肉体を支配しているのは心、心は学習ですから。
  魂はもっと違うんです。心と魂は違うんです。魂は綿々と生き続けているのであって、心は学習なんです。梅干って言ったら、酸っぱいって思うのは心なんです。魂に梅干はない。条件反射はないんです。綿々と生き続けているものに影響はない。積み重ねたものしか影響がない。今生で学習したものは、単なる条件反射。どう生きたか、が魂。
  だから今死んでもいいんです、我々は。このまま生きるから。続きを生きるから。ところが疚しいものがあったら、次も疚しい状態から生まれて来る。だからこうやって我々集まってる。他の人が知らないことを勉強できる。何を根底にものを考えるか、だけよ。
  人間、生きている間に本当に身につけるべきものは何なのか。財産でもない。地位でもない。魂のレベル。そのために勉強すべき。じゃないと次にいけない。魂って何なんですか、自分が無い状態が魂でしょ、人を想う気持ちであり、人を愛する気持ちであり、幸不幸はその結果。
  究極的に言うと戦う心、勝った負けた、これが無くなったとき本当の魂にブチ当たる。ところがみんな戦うんですよ、比べるし、勝った負けたなんだ。この間は人間はまだまだ、低い」

…………

  会長が"おかん"と呼んで親しんだ、とっても素的なママさんの店が、近々閉店になるそうで、若い頃からの何十年の思い出をしみじみ語って下さいました。会長は「淋しいけど、始めがあったら終わりがある」と、そして

 「"くたばる前に終わるよ、引き際でしょ"っておかんが言うわけよ。
引き際は誰にだってある、迷惑かけてまでやることじゃない、人の役に立っている間に終わらなきゃ、人間って。その引き際の素晴らしさ。

  色々学ばせて頂いた。素的な言葉も頂いた、それを昼間の中で生かした。安酒じゃこの勉強は出来ない。いい月謝ですよ。月謝っていうか、感謝だね。凄いこと言ってくれるもんね。悩みがたった一言でとんじゃう。何悩んでいたんだろうって、思わせてくれる。高くないんだよ。あんな安い月謝はないよ」




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