毎回、会員の皆さんのスピーチを拝聴していると、親子、夫婦、兄弟など家族の話が多いのに気付かされます。
末期ガンを患った妹さんを案ずるお姉さん、父親と弟の関係を修復したいと願うお兄さん、漸く奥さんを大事にしなければならないと気付いてきたご亭主……。それぞれが家族に関する熱い思いを語られます。
今回、初参加のヨウコさんも、長年、お母さんとうまくコミュニケーションがとれなかったといいます。親と子の確執。それはもっとも身近にして深い課題かもしれません。
会長「よく、産んでくれただけで感謝してますって人は言う。それは嘘じゃない。でも、例えば、オイラは母親になんであのときオイラを放っておいたのっていう気持ちが今でもある。親に捨てられてご覧よ。どうやって生きていくの。子どもって何もできない。人間不信に陥る。でも、それを乗り越えると、人に愛されようと努力するようになる。そうしないと生きていけなかった。人に好かれなければおにぎり一個もらえないから」
親に感謝と口で言うのは簡単。でも、幼い時受けた傷はなかなか修復できません。それを乗り越えた時、本当に感謝の念が湧いてくるかもしれません。さらにこんな話も。
会長「人には皆不安というものがあると思う。なんで不安があるのか? 元を正せば自分でしょ。世の中が不安なんじゃない。自分で不安を生み出してる。明日を考えた時に、どうなるんだって不安になる。明日、会社をクビになったらどうするの。これ不安でしょ。不安をなくすにはどうするか? 実は答えは自分の中にある。赤塚不二夫も言ってるのよ。『これでいいのだ』。そう思えればいい。え〜っ、そんな簡単なものでいいのか。いいの。これでいいのだ!」
現代人の多くは漠然とした不安を抱えて生きています。「これでいいのだ!」 考えてみればスゴイ言葉ですね。これこそ、人生の極意ではないでしょうか。
さてさて、東京例会も残すところ2回となりました。
これから、どんな展開となるのか、乞うご期待!
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