魂磨き
平成20年4月27日 目次に戻る
「良くなったねー、以前は目の焦点が合ってなかった、今はぴったり合っている。五年遅れていると思えばいい。今四歳だと思えば全然普通の子でしょ」と会長が話されたのは、第八回の「熱意を一つに」で紹介したダウン症のお孫さんを何とか治そうとするお祖母さんです。久々にお孫さんを伴って例会を訪ねて下さったのです。お祖母さん(とお呼びするのは失礼な感じのするとてもお若い方ですが)は、
「そういえばそうですね。まもなく四歳になるいとこと取っ組み合いで、泣いたり泣かされたりしてます。先生にお会いする前は、舌がね、膨張していて口の中におさまっていなかった。今はちょっと口をポカンと空いてますけど、舌が出なくなって、人の視線はありますけど、全然気にならなくなって。
まだまだ先生のお世話にならなければならないんですけど、今息子(父親)のブレーキが掛っていて、連れて来れないんですよ。
こういう子(孫)を持つのは本当に苦痛ですけど、今日皆さんのお話を聞かせて頂いて、苦労って魂磨きに必要ですよね。絶対にね。自分の魂を磨かして頂いてますよね。
この子が生まれた時、私は泣いてなんかいられなかった。医者が治せないなら、地球上に奇跡はあるはずだから、何処でも行って何でもやってみようと、ありとあらゆる所を連れて歩いた。主人には私はもう何も贅沢しなくていいから、気に入らない事もあるでしょうけど黙って見ていてって、そう宣言してあるんです。主人はいいんですけど、息子がね、無駄だからって言うんですよ。
息子の心を変えるのは母親の私の役目だ、じゃあ私が魂磨きをする以外ない。いつかすんなりお袋ありがとう、って言ってくれるようにと思って。
お祓いしてもらうと痛い痛いって泣くんです。でも休憩の後、先生が"もう一回頑張る?"って聞くと、やるって、自分でベットに上がっていく。(指でお祓いの真似をして)ここへ行きたい?って聞くと、行きたいって。この子の魂は治りたいんですよ」
会長は「あとはパパがね…どうも頑固でいかんわ。
最初は誰が見ても分かるダウン症だった。10回お祓いして一瞬見ても分からないくらいまでいった。お話もよく分かるようになった。全部分かる。背も伸びたし、あと学力だけ。今日のお弁当も一人でピシッと奇麗に食べたし、大人の話も座って聞いているし、礼儀が出来てる。品もあるし、人を立てるし、人を見ているし、精神の部分では問題ない。なんたって素晴らしいのはウソをつかない。人を澄んだ目で見られる。50年、60年袈裟をつけて念仏唱えて修業している人が出来ないのにね。こんなのもうダウン症とは言わないですよ。
○○くんが乾杯しましょうって言っているから、皆、ちょっと乾杯しましょう。乾杯〜〜!」
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