美について語ろう
平成19年6月24日
「今日のテーマは美だ、美って何だと思う?」と会長が皆に語りかけられました。
「美と言うのは一番柔らかいところで言うと、好印象を持つか持たないか、好印象を持たないものは醜い。何なんだアイツは汚い、から始まって、若々しいだけでも美かも知れない、大きく言えば。細かくしていくと、生き様、今、光り輝いているかどうか、そうすると年ってのは却って武器になる。
ところが年をとってどんどん駄目になって、ぐだぐだ介護士の世話になって、老醜していく。
口も利けない、下の世話までやってもらわなきゃならない、子供にも来てもらわなきゃいけない、本人は頭の中じゃ、どうせ動けないなら、早く死にたいばっかり思っている。これは美じゃない、醜いですよ。それは過去の生き方のまずさです。後悔先に立たず、そこから反省して間に合うかどうかは分からないけど、しないよりはした方がいい。来世でちゃんと、その反省を生かした生活が出来る。
介護の問題は大きな問題になってきているけど、80歳を過ぎて、一人住まいをして、息子達には世話にならない、といって介護士の世話になるんじゃない。自分の事は全部自分でする。買い物に行って、食事も作って、散歩もして、それで生涯を全うしようとしている人もいますよ。本当に危ない時はおそらく二〜三週間。その時には身近な人が助けてってことはあるけど、それは助けじゃなくって、ただ逝くよ、看取ってくれ、ってだけで、別に介護士の世話になることじゃない。
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