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 ●平和は幸せな家庭から

平成25年12月1日(日)  目次に戻る

  早いもので今年も最後の例会です。
 外は見上げれば、満天の星空。空気の澄み切った冬は星が美しい。
 そんな星空にふさわしい話題から。

 会長「宇宙の時間から言うと、人間の寿命なんてせいぜい100年しかない。点みたいなもの。人っていうのはその中でもがいてる。宇宙の大きさから言ったって、一個の地球なんて点みたいなもの。その中にさらに小さな日本がある」
 サダさん「スペースシャトルからの地球の映像を見ると、日本が見える。この中で俺は生きているんだと思うけど、点より小さくて見えない」
 会長「そんな小さな日本に1億3000万人が住んでいる。一人一人の喜怒哀楽がある。それは宇宙から見たら塵みたいなもの。目にも見えない我々は塵でしょ。すごく儚いもの」

 宇宙の歴史は138億年と言われていますが、確かにその中の人間の一生なんて、ほんの僅かな時間。だから貴重なのでしょう。

 会長「儚いからこそ、生きている中で、無駄な日なんて一日もない。オイラ、69歳まで生きていたのも無駄じゃない。寿命が71歳までって決まっているから余計そう思うのかな。100歳まで生きると思うと、まあ、まだいいやって思ってしまうかもしれない。人間リミットっていうのがあるからやる。作家でもそうだけど何日までに仕上げなくちゃっていう締切があるからやる訳で、なければ中々やらない」

 締切近くならないと動き出せない。ちょっと耳が痛いですね(汗)。
 続いて、今月も出ました。あの有名キャスターの話。

 会長「子どもを持つってことは、一生責任持つっていうことだよ。例え息子がぐれたって諦めちゃいけない。息子は30になっているから俺とは関係ないなんて、馬鹿なこと言っちゃ駄目だよ。死ぬまで親子なんだから」
 和子さん「ああいう家庭環境に育った人は、いくつになっても駄目ですよ。近所付き合いをしていてもいますよ、そういう人。親御さんはきちんとしているように見える人でも、有難うって言えない人がいるんですよ。恩を着せるわけじゃないですけど、物を上げても、有難うございますがないんですよ」
 会長「ちゃんとした親子関係ができていないから」

 会長「オイラは子供の頃、家庭ってものがわからなかった。七歳で初めて母親に会って、お母さんだよと言われても、抱っこされたこともないし、幼稚園に連れて行ってもらったこともないし、ご飯食べさせてもらったこともない。家庭ってものが理解できなかったんですよ」

 会長「でも、人間って面白いね。だんだん年食うと分かってくる。同級生とかに家に招かれて行くと家庭があるわけよ。お父さんお母さんがいて兄弟がいる。『はい、お食事ですよ。東君は今日はゲストだから食べて帰りなさい』。信じられない。食べたことないものばかりだったから。そうすると思うわけよ。せこいけど、もう一回呼ばれないかなって」
 和子さん「それは思いますよね」

 会長「ところが、面白いことに、何度か呼ばれているうちに、親御さんが友達より僕を可愛がるようになった。東君はなんて賢いんだ。お前は東君を見習いなさい。勉強も教えてもらいなさい。本当は友達は勉強ではトップで、僕の方はどん尻。親御さんが、東君は頭がいいと思い込んでいる。本当はその子の勉強部屋で遊んでいるだけなんだけど。東君が来てくれるようになって、この子も明るくなったって喜んでいる。それはお金では買えないこと」

 会長「その時にいい家庭を見ていたんだね。ただ、金だけ儲けようとしている家じゃなくて、家族を大事にしている家庭。すごくいいと思った。家庭の理想がそこにあった。世の中で、全部がこういう家庭になって欲しいと思った。そうしたら戦争なんて起こらないから。政治家になっても、たった一人の嫁女も幸せにできない者に、政治なんてできるわけがない。世界を平和になんかできるわけがない。永遠の真理ですよ」

 たった一人の嫁女も幸せにできない者に、政治なんてできるわけがないというのは会長の持論でした。それは子どもの頃の経験から生まれたのですね。
 平和を生み出すのは、一つ一つの家庭の幸せから。なるほど。

 それでは、今回はこの辺で。皆様、よいお年を!








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