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 ●オリンピックは戦争と同じ

平成25年9月8日(日)  目次に戻る

 猛暑だった夏も終わり、さすがに秋の色も濃くなってきた今日このごろです。
 今回は会員の定さんの近況から。

 定さん「8月24日にうちの親父が亡くなりました」
 会長「亡くなったと言っても肉体が亡くなっただけだから。何も亡くなってないんよ」
 定さん「うちの娘はボロ泣きしていたけれど、僕は不思議なくらい泣かなかった。まだ親父が胸の中に生きている」
 会長「未練っていう言葉があるよね。いろいろやり尽くしてやれなかったら未練が残る。今生で大事にしていれば未練は残らない」

 会長「思い残すことのない人生を送ってくれと、これまで本にも書いてきた。思い残したり恨まれたりしないで往生する。何も難しいことじゃない。当たり前に生きていればいいだけの話。人を裏切らず、人に嫌われず、生きていけばいいだけでしょう」

 会長「自然(じねん)とは自然(しぜん)のことである。自然とは当たり前のことである。自然とは今日を生き、明日死することである。何でもないことでしょ。ところが、向上心のある人はたとえば歴史を知りたくなる。過去を知ることは温故知新。でも、過去を知っていても地震に遭ったら死ぬのよ。温故地震になっちゃう。もっと簡単に言えば今が大事、昨日は終わっているし、明日は見えてません。そんなこといちいち考えてもしょうがない。今ここでステキであること。ここに地震が来てもいいんですよ。そう考えると銭も何もいらない。酒だけが欲しい(笑)」

 さて、この日は2020年のオリンピックが東京で開催されることが決定。テレビは終日オリンピックの話題で持ち切りでした。

 会長「今朝5時に、テレビで東京オリンピックが決まったというニュースが流れて日本中が沸いていた。わしから言わせれば、東京オリンピックなんてあり得ない。中止になる。その前のリオデジャネイロ五輪も危ない。つぶれる。今、地球的に危ないのよ。オリンピックどころじゃなくなる」
 定さん「地球に生きている人間が一つにならなければならない時期が来ている」
 会長「安倍首相がインタビューで『有難うございます』って挨拶していて、スポーツこそが国と国を繋げるなんて低次元なことを言っている。スポーツはただのスポーツ以上のものではない。オリンピックと言う戦争をしているんですよ。スポーツなんてそんなに健全な世界じゃない。オリンピックの開催地を決めるのも戦争。たった一言失言しただけで終わるからね。猪瀬都知事も失言したじゃない」
 定さん「イスラム国は喧嘩ばかりしてるって」
 会長「それだけでも危なかった。そこへ持ってきて原発の問題。これも危なかった。それでも勝てた。これは外交の力ですよ。一触即発だからね。オリンピックそのものも危ないと思う。健全なるスポーツなんかじゃない。日本の柔道を見てみるといい。セクハラしたりして。あれが健全なスポーツかいな」

 会長「なんで国民が騒ぐのかというと、盛り上がりたい」
 かっちん「お祭り騒ぎしたいんですね」
 会長「お祭りが好きな国ね」
 和子さん「温暖化だってどんどん進んでるし、開催までの7年間だって何が起こるかわからないですよね」
 会長「震災で東北では2万人も亡くなってるんだよ。毎日、あっちこっちで惨事は起こっている。スポーツで平和? そんなうわついた世界じゃないんだよ」
 和子さん「今回は、あんまり喜べなかった」
 会長「東京のほかに二か所候補があったじゃない。トルコとマドリード。戦争や経済破綻ありの場所。そんな所でなんで楽しくスポーツできるの。これで経済が活性化するなんて言ってる。そんなわけない」

 会長「東京に決まって渋谷あたりで騒いでいた女の子に、第二次世界大戦で日本はどこと戦っていたかと聞いたらドイツだって。敵国がアメリカだったってこと知らないんだよ。広島、長崎の原爆、東京大空襲。この子達のおじいちゃんやおばあちゃんが死んでいる。そんなことも知らない。少しは勉強せいよ」

 会長「それ以前にダメなのは、何で家族で殺し合うの? 戦争以前に夫婦で殺し合う。親が子どもを虐待して殺す。戦争よりもっと酷い。家族で殺し合ってたら、誰を守るために銃を持つの? 守るものなんかない。家族で憎しみ合ってたら」

 オリンピックという名の戦争。それよりも酷い家族の崩壊。深く考えさせられる一夜でした。





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