信じられる素直さ
平成19年10月28日
「金縛りで怖い時があるんです。でも先生の処に来るようになってから、水辺の怖い夢は見なくなりました。元々水は大嫌いで、一人の時は見るのも嫌なんです」と仰るご婦人に会長が話されました。
「それは睡眠不足。熟睡してたら霊は寄って来れない。まどろみの状態は良きも悪しきもアンテナを持っている状態。だから予知夢とかも見やすくなる。
あなたの前生は男、香川県あたりの海賊というか水軍が殺したりさらったりした、その後に残ったものを拾っていた。好きでやっていた訳じゃない、生活の為にね。それで水軍に間違われて10歳くらいの時、殺されている。だから水が嫌なんだ。いつも水辺で海賊船がくるのを恐怖感で見ていた。阿修羅の世界にいたんだ。だから今生では安定した波風の立たない、こつこつ築き上げていく、欲もかかないように、かけば前生と同じ目に遇う、儲け話なんかに乗らないようにってね。忘れているだけで、ずーっと繋がっているんです。
何回か転生してではなく、その場で切らなきゃダメです。気が付けば3日で切れますよ。根本的な事は、まず理由を知って、嫌わない事です。殺されて水に放り込まれているから怖いだけ。元々は水に助けられていたんだし、水そのものは素晴らしい、水がなければ生きていけないんですから。そう思えば水が好きになる。後は人間の問題です。妙な儲け話を持ちかけられても関わらない。そうすれば業がなくなりますよ。
怖いってのは何処から生まれているのか、それは自己保身です。長生きしたいとか、元気でいたいとか、貧乏したくないとか。そういう怖さが逆に人に騙されるんですよ。そこは怖いって所を、怖くないよって持っていけば、簡単に騙せる、いくらでも騙せるんだ。怖がってないものは武器がないから騙せない。
宗教通いもそう。家族を大事にしようって気持ちは変わりないけど、怖さでやっているから、たとえば女房からみたら魅力を感じる亭主じゃない。また変な宗教に引っ掛かって、その度に蔵が一つ減る、それより温泉でも連れて行ってくれたら嬉しいのに、って思っていますよ。まず亭主自身の生活が変わらなきゃ、ダメです。
占いなら、これこれこうで別れようと思っています。そりゃ亭主が悪い、あんたは素晴らしい。別れなさいって言う。
自然会では全く逆、アンタが悪い、亭主に悪いことをさせているのはお前じゃ、だもん、これじゃ人も寄り付かない。
似て非なるもの、自分を大事にするのか、人を大事にするのか、でレベルが違う。
自然会の場合、難しいよね。努力するの嫌だもんね、人間。相手に変わって欲しいんだもん。自分は悪くない。相手に変わって欲しい。そういう方法は無いかって来る訳でしょ、そんなものあるか。
気功だの断食だの、良いと思うものは何でも手を出す人っていますよね。
それは自己不安から来ている。絶対的なものを求めている。一つじゃ絶対的なものを感じないから、あれもこれもって。浅いからですよ。
基本的に馬鹿になれない。頭が良いんですよ。疑っているんです。すべてひとつずつね。どんなに素晴らしいものでも、結局は素晴らしいって思えない。完璧なものなんて無い。完璧にするのは自分です。
この酒は良いって言っても、その酒で健康になる人もいれば、ゲーってなる人もいる。本人の問題です。どう自分が信じるか。
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