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  魂に触れた時に……

                                     平成26年10月9日目次に戻る

 例会の当日に、「今夜の京都例会に参加したいのですが、大丈夫ですか?」と、お久しぶりの方や、初めてご参加される方々からご連絡がありました。「居酒屋 季久」さんの、いつも利用させて頂いているお部屋は、ほぼ満席となりました。大人数ならではの空気感が、愉快で楽しみであります。

 子育てでの、嬉しかったことや感動したこと、そのご苦労や難しさの体験談を本日参加のお母様方が、お話くださいました。


 会長『子どもをここ(例会)に連れて来ればいい。1人対1人ってあんまり琴線に触れないのよ。「なんやこれ。只の酒呑み会やないか。」って言うところから始まって、どこかでピッ!と琴線に触れる。その日から変わるのよ。
 オイラの母親もそうだし、あなた方もそうだけど、ちゃんと子育てできていないのよ。忙しいとかで、手塩にかけてもいない。そういう子は、必ず不良になるのよ。
 それでも、ある時を機にして人間って変われる。それは、琴線に触れると言うこと。こういう所(例会)に来ると琴線に触れる。なぜならば、みんなアホでしょ。「こんなアホでも生きていられるのか……」と思うと気が楽になるんだね。』

 琴線っていうのは、魂なんですよ。魂に触れた時に……

 会長『今まで生きてきて、「あの人の一言で生き返った」とか、「その一言で生きていける」とか、あるじゃない。それは、ホントに困っている、その時だけしか気が付かない。幸せな時とか、人をバカにしている時に、良い事を言ってもらっても、「何を言っているのですか。」って思うよね。
 ホントに困っている時に……そんな時に、的確で適切な言葉が、ピッ!と一言、入った時に生きていこうと思う。これが琴線。じゃ、その琴線は、どこにあるのかと言うと、魂……。

「恥ずかしいことを言いたくない」とか、「負けてたまるか!」とか思うから、嘘をついたり、ホントは困っているのに、心を開かないから……
 心を開かない者に言う場合は、御座成りにしか言えない。「頑張りなはれ」と、言うしかない。そんなもんじゃ琴線に触れないよね。』

 琴線に触れる、その一言を貰った。

 会長『その一言を、他の人に言っても……求めていない人に言っても、「そんなの当たり前です。」それで終わりやけれど、ホントに困っている時に的確な言葉でピッ!と一言……、言ってくれたことで、「よーしっ!生きていこう!」そうなる。
 それで、何十年か経ってその人を探して、お礼を言いに行くよね。その一言を言った人は、覚えていない。普通にいつも生きている通りに思ったことを言っただけ。
 魂が丸出しになっているからかなあ、虫歯みたいなもので、そこをチョッと触ると、「ギャーッ!」って言う感じで……そういう触り方をしようと思って、やっているわけじゃない。

 オイラは、意識してそうやっているんだけれども、普通の人は、意識しないで言って、「あの人の一言で助かった」って言うことが、いっぱいあるでしょ。「あの人のお陰だ」って。それが琴線。
 ホントは、金銭の要らない話しなんですよ。勝手に感謝してくれれば……それで良い……。』


 いつの事だかハッキリと覚えていない何年か前に、呑み屋さんで、私と呑み屋さんのカウンターの中の人との話を聞いていた会長が、『今の、オイラの琴線に触れたね。』と仰いました。
 「琴線」と言う言葉を知らなかったのと、「今、私は、何を言ったんだろう?」で、私の頭の中は?マークで一杯になりました。もちろん、立派なことを言ったわけではなくて、日ごろ思っていることを話していただけなんです。内容は……「当たり前で、しょうもない!」ことですので、省略します。
 きっと会長は、覚えていなくて、『そんなこと言った?』となると思いますが、会長の『琴線に触れたね。』という言葉が、その一言が、私の琴線に触れたことに間違いありません。


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