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●東京月例会報告レポート

手塩にかける

平成19年2月25日

  

今月は例会にも何度か参加されていて、大変お元気だった会員さんが急逝されたので、その方のご冥福を皆で祈る中、会長語録。

 「病気っていうのは必ず本人が作っている。そこ(原因)に行き着いて、そこを直せば消えるんです。ただし、本人が治そうと思わない限り何をやってもダメ。作っているものを直す。

  薬を塗ったり、医者に掛かったり、生活態度を変えたり、皆、対症療法で直そうとする。でも実の原因はものすごいトラウマにあったり、絶対許せないとか、または許してもらえないとか、そういうのが根源にあって病を作っているんです。風邪っていうのは、過労からきているのだから寝れば治る。原因があって結果がはっきりしている。そういうんじゃなくて延々と続くような重い病のことです。それはいくら医者が対症療法してもだめです。

  例えばお父さんが許せない、頭では許している、けど根っこが許せない。小さい時にすごく虐待されたとか、それが自分の中の流れを悪くしている。生涯独身の人とか、そういうトラウマを持っている人が多いんです。

  じゃどうすりゃいいのか。
  こういう会が一番いい。みんなのいる所で言っちゃう。「許せない――!」って。出来ればお父さんもそこに居て、お父さんが涙流して子供に謝る、そしたら許せちゃうんですね。勇気出して手紙書いたら、お父さんが「そりゃ悪かったね」って、それじゃ病は治らない。教会で牧師さん一人に話しても、病は治らない。

  開き直っちゃえばもう隠す必要ない、隠さなきゃいけないっていうのは、何かあるんだな人間は。これだけは死んでも言えないとか、あまりにも恥しいとか、これだけは許せないとか、言ってもしょうがないとかって思い込んで、墓まで持っていこうとするから癌になったりするんです。蝕んでいるんです、それが。
  もし自分が罪を犯しているなら、本当に謝り倒す以外ない。必ず相手があるんです。

  これはもう本人の問題だから、治療とかでは治せないんですよ。親子でも雪解けってのがあるけど、衝突かるなら早く衝突かるって事が大事なんです。溜まりに溜まって大爆発する前にです。


  親子はちゃんとアンテナがあって交信している。
  たとえば子供のアトピー、それは親に対するストレスだとか、許せないとかってものが、頭じゃなくて体に出るんだって事を親が理解しないと、世界中どこに連れて行っても絶対治らないんです」



……………


 現在一歳半になるお子さんの子育て中のご夫婦に、会長は次のように話されました。

 「手塩にかけるって言葉があるでしょう。舐めずり回す、甘やかす、食わせる、寝かせる、張り倒す、自分の時間のすべてを子供に注ぎ込んで、自分の芸術作品に磨き上げる。適当に教育を人に任せたり、ちょっと具合が悪くなったらすぐ薬買ってきて飲ませたり、そういうのは手塩にかけるって言わない。

  一ぺん自分で手塩にかけてみる。その代わり文句は言わせない。やるだけのことはやっているんだから。高校生や大学生になってからじゃ、もう手塩に掛けられない。今が一番大事なんです。その結果がどんな風に出ても、自分でやれば納得が行くでしょう。それをしないで、しまったと思った時はもう遅いです。
  世界中どこでも共通、大事なのは3歳から4歳くらい迄の言葉を覚える前。言葉を覚え出したら、知恵がつき始める。愛って感覚で覚えていくものなんだから。これから3年間、たった3年間です。
  鉄は熱いうちに打て、言葉で叱ってもダメな時は手も上げなきゃならない。あんたを殺して私も死んでやるくらいの気持ちじゃないと、もう二度としませんってならない。腹立つからってそれをやったら虐待ですよ、でも根っこにあるのは愛情でしょう。

  多少ヒステリックになりそうだからって、平穏にする為に、おじいちゃんおばあちゃんに預けたりしない。母親はあなたなんだ。
  まず自分は母親失格だみたいに思っている気持ちを捨て、いいじゃない、私の子なんだから、私も勉強する、子供も勉強する、ダンナも助けてくれる。
  手放すと必ず親子関係がおかしくなりますよ。今を大事に一日も放してはいけない。手を抜いたツケは必ずきます。子供の将来は夫婦に掛かっている。おじいちゃんおばあちゃんではないです」

      

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