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                    たった一つのルール

                                   平成19年6月20日京・このごろ会より
                                                  目次に戻る

 「そんな今日、この頃です」と皆さんが話を締めくくられることが多いから、「京、このごろ会」と名づけられた京都例会。空手道場をお借りして行われた、発会式でもある記念すべき第一回は

 「どこから誰が来てもいい、来る者拒まず、去る者追わず、来たい時に来る、いつ、どれだけ欠席してもいい、一年ぶりでも毎月来てもいい。自然の成り行きでいい」こんな会長の言葉で始まりました。

 「月に一回、自分の気持ちを洗いにこようとか、何か吸収して帰ろうとか、自分の話で何か感じるものがあるなら役立ててくれとか、しょうもないと思ったら、しょうもないと言ってくれ、っていうのがこの会。
  来れている時は活き活きしているに決まっている、でも落ち込んでいる時も来て欲しいね、寧ろ、本当に困っている時こそ。
  遠いから来れないって思う人もいるだろうけど、距離じゃなくて、気持ちが遠いとこれない。隣の人でも会いたくなかったら、口利かないでしょ。沖縄の人でも会いたい人には金を惜しまず、会いに行く。会いたいからですよ。
  正直でいいんです。来たいと思った時来て、会いたいと思った人にあう。会いたくもない時会うってのは何か利害があるからでしょ。自然会には利害なんか無いですから。遠慮なく、言いたい事を言って欲しいと思う、今日、このごろです」

  続いてお世話役の幹事さんが一言ご挨拶。

 「一つだけこの会にはルールがあって、マイクを持って人が喋っている時には聞く。飲むのもいい、寝てしまうのもいい、ただ、私語は絶対しない。他の人の邪魔になるから。マイクを持った人の話を聞き、顔を見て、その人の心の訴えを聞いて我がものとして、それぞれ意見を言ってくれたら嬉しい。人として生れて、どうやってこの世を去って行くのか、そういう事を気楽に勉強してもらえたらいいと思います。
  では、早速」とマイクを次の方に。


 「太っているからか、会長にここで空手をやったら?って勧められたんですけど…」との言葉に答えて

 「ダイエットせいっていう意味とは違うよ、一遍、ここの館長にシゴかれてみたらどう? 肥満だから、痩せないといけないって、その次元で言っているのとは違う。一つの犠牲の中で、汗かいて、その中で一つ勉強せいよ、って事を言っているんです。そういう時間をまず作れよ、って事です。時間作りたくても作れない。二進も三進もいかないって思う時もある。そんな時こそ館長にシゴかれたら、ヒントが出るんじゃないか、って意味。自分なりの勉強。空手上手くなれって意味じゃない。またはこういう会の中にいて、何気ない人の話の中で、他の人は聞き逃していることでも、これや!ってヒント、アンテナをどう持っているか、という修業じゃないか」


  奥様やお仲間と蛍を見に行って「子供の様にはしゃいで楽しかった」と話して下さった方に

 「何でもないことを心に浮かぶままに喋る、喋れるのが、自然会なんです。普段から考えている心情じゃなくて。
  行こかって言ったら、みんな従いてきた。楽しかった。蛍さんに感謝してるんだな。それをなんかの宗教みたいにありがとうって百回言いなさい、ってのは違う。感性の問題。普段の中でどう感じているのかっていうのが、人間を形成していく。感性って面白いもので、メチャクチャ金があって、かつ感性もメチャクチャ研ぎ澄まされた人なんて、今迄あまり見たことがない。金を持ったら、大抵感性を失ってしまう。
  自分が偉いと勘違いして、人がアホに見える。天狗になってしまう。何もかも無くして、初めて気が付くんです」


  最後に熱心なコミュニケーションを交わしてくれた皆さんに、こんな言葉を贈られました。「それぞれ、みんな真剣に生きているから、こういう会に来ているんだ」




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