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 ●喉元過ぎれば熱さ忘れる

平成25年7月7日(日)  目次に戻る

  7月7日は七夕祭り。皆さんの願いはなんだったでしょうか。
 今宵は東京在住者のほかに、長野、静岡、石川など、各地から会員が馳せ参じ、会場の甲州屋さんはいつにも増して賑やかです。
 サダさんのお母さん、トキコさんも参加されていました。

 会長「せっかくだから、おかんに一言言って」
 サダさん「俺から見て理想からかけ離れた父親母親でした。でも年齢を重ねることによって俺は、この家で生まれて良かった。命を授けてもらって良かったと思えるようになってきた。命があるからこそカミさんと出会えた。これが本当にすごい大切なことだと思ってる」

 会長「おかんに直接話してよ」
 サダさん「親父いつ逝くかわかんないけど、困った時はいつでも俺に相談して」
 トキコさん「頼りになるかなあ?」
 サダさん「俺にはカミさんっていう武器があるから。あんなすごい人いない。他の人には分からない」
 会長「だからそれが分かるまで嫁女を犠牲にしてきたわけだよ。少なくとも嫁を病気にしたらいかん。迷惑かけてるから病気になってるんで、今のことを10年前に分かっていたら、嫁は絶対病気してない。やっぱりどこか足りない」
 サダさん「うちのおふくろの気持ちは俺以上に分かってくれているっていうくらい支えてくれてる。こんなすごい人いない」
 会長「だから今頃気付くなって。ま、いいよ。遅くはない、気付けば。お前の嫁女は気配りがすごい。トキコちゃんも前から分かってたけど、いい嫁だってこと再確認させられた。人はやっぱりどっかで病気でもせないかんのかな。でないと当たり前だと思っているから」

 政治の話でも経済の話でもない。親子の愛、夫婦の愛、家族愛をテーマにするのが自然会ならでは。ここから、会長による究極の親子愛のお話が始まります。

 会長「オイラが本にも書いているけど、親が子の為に死んでもいいっていうのは永遠のもの。大学病院に行って他の医者は下手だったけど、この医者は上手かった、治った。有難うございますって言ったって盆暮れの挨拶もしないよね。金払っているんだからって。でもそれは違う。その人でなかったら治らなかったのであれば一生もんでしょ、盆暮れくらいやらなきゃな。安いもんじゃないですか、自分の命ひきかえてもいいって言ったのに。だからぼくはお医者さんって可哀想だなと思う」

 会長「手術成功しました。良くなった。先生有難うございました。そこで終わっちゃう。精神的につながっていないから。だってそこで終わらせないと後から後から患者がいるんだから」

 会長「子どもが難病になると親はどうしていいか分からなくて、全国の病院をまわる。でも、その親子には凄い断絶が何年もあったのよ。子どもが何かをかぶっちゃったんだ。原因は親なんだよ、親は単に不幸が来たって思ってる。勝手に神様恨んじゃうわけだ。なんでこの子がって。違うの、親にあるの原因が。親はおろおろしてるばっかり。産んだんだろ、産んだら責任とらなきゃいけないだろ。責任とれないからこうなっちゃたんだから。親がまず反省せいよってこと」

 会長「オイラの所に来て、治るなら僕の命を捧げますって、何言ってんだ。良くなったら途端に来なくなる。でもその時の気持ちはほんまもんだと思うよ。僕の命を代わりに授けるから助けてくれ、その場だけ。それでもって良くなる。ところが医者は何で良くなったのか理解できない。MRIとかCTとかで検査するんだけど分からない」

 会長「不思議って人は言うんだけどオイラに言わせれば不思議じゃない。本人との繋がりがそうさせた。再発するっていうのはどういうことか。土壌でしょ、環境がその病気を起こした。でも、そうじゃない形で治った。環境はやっぱり変わってない。知らんよオイラは。次の再発は知らん。一生懸命涙流して娘助けたいと言っていたのが、治ったって医者が言っちゃったから、こういう会に出席するのが面倒臭くなった。こりゃあかん」

 会長「歩けなかった人が歩けるようになった。じゃ根っこから治せますかってことは聞いてこない。聞いたら治るの。どこかって言うとやっぱり人を愛せるかどうか。(参加者のノゾミさんに)おぬしは人を愛せるんですよ、だから詩を書けって言っているのに。ちょっと元気になったからって続けなくちゃダメ。詩を書くことによって人を助けられるんだから、再発もしなくて済む。今でもここへ来るってことはまず再発しないと思うけどね。喉元過ぎればってなったら人間て再発する。だって同じ事やるからね。反省してないってことだから」

                          





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