●●●

TOP

病は克服できる

幸福のプレゼント

復興への道

愛ある故に

入会案内



●東京月例会報告レポート


                         うたかたの記

                                  平成22年6月6日  目次に戻る

  この日は会長のブログ「隆明の時事考現3・日本程残酷な国はない」の朗読を聞くところから始まり、おりしも世の中の変化を受け、様々な話題が皆から出されました。
  また先月この報告でも取り上げたご兄弟が揃って例会に参加され「兄が色々お願いしてくれたようで、兄弟冥利に尽きるといいますか、非常に幸せを感じております」と弟さん。

  会長は「生き死にを絶対考えるよな、癌って言われたら。医者に手術はできないから、どうでも自由にして下さいって言われたら、匙を投げられている。そんな時に兄弟愛って凄いもんだな、支えてくれる兄貴がいる幸せ。ワシ一人っ子だから、メチャ羨ましい。兄貴は兄貴で(…とお兄さんの方を見て)、これまでいかにいじめてきたか、走馬灯のように罪悪感が、ねっ(笑!)弟も今独身だけど、結婚したり、じいさんになったり、やはり自分で経験してみないと、本当の人間愛って生まれて来ないと思う。そう、家族愛といえばS君の話を聞こう」

  S君「病気はいつ自分の身に降りかかるか分からない、一番近い人に降りかかることがある。それまでは人様の闘病記のブログやドキュメンタリーとか見てた。ある日母が血を吐いて倒れて、検査したら、胃癌だった。でもまだ初期だろうと、楽観してた。ところがどんどん悪い方向に行く。本人もどうにでもなれと、投げやりな気持になったりして、でも何も事態は変わらない。そこからどうにかしなきゃってなっていくんですけど。それまでお酒の片手間にみていた人の闘病記のブログとか、全然見る気がしなくなりましたね。他人事じゃなくなったんですよ。本当に他人事じゃなくなってしまって。
  会長と以前にお会いしたことがあったことを思い出して、お祓いをお願いした。会長も色々反省して、本人が自分で治す気持をもたないと、必ずしも効果あるとは限らないとはおっしゃっていた。ただ家族はみんな、会長は本当に優しい人だと会ってすぐに分かったと言っていました。
  会長の存在は自分の脳の思考を超えちゃっている。いろいろ影響をうけまして、本も何度も何度も読みました。ビデオも何度も見ました。例会も欠かさず来てます。母はお祓いして貰って、元気になりまして、それが二年前。最初に血を吐いたのがもう二年半以上も前です。今はアメリカに住んでいる妹を訪ねて旅行に行っています」

……………

 「自分の行動を阻害しているのは自尊心だと思う。これまでエリートや後輩に負けたくない、バカにされたくない、を発奮材料にして40年間やってきましたから、ところが辞めて何かスタートをという時にそれが邪魔をしている。けど頑張って来たんだという誇り、こればかりは捨てようが無い」と語って下さった、転職という人生の転機を迎えておられる方に会長は

 「それはプライド、プライドと自尊心は違う。どこかで勝負してきた世界、こいつらにナメられたらかなわんとかね、そういう世界。それが嫌だから捨てたい、でも捨てたら、自分ではなくなるんです。自尊心は捨てていい。プライドは捨てたらいかん、生き様が なくなるからね。勝った負けたの根性は今もう無くなろうとしているから。

  人間って誰の為にどう生きて、どう素的になるのかだけで、どの職業についたかじゃないんだよ」

……………

 「人の話を素直に聞いて、こらっ、しっかりしろって、それが会話じゃないかなと。別に高みから聞いているわけじゃないし、そんなこと言ってあげたって普通恨まれるだけ、嫌われてまで言うことじゃないのに。
  結局みんなここで何しているのかって言ったら、いかにアホになれるかってこと。今ここでアホになれないと、将来もアホになれないと思いません?
  ナンボのもんじゃいってここで知識の戦いをしてもしゃーない。じゃあ何を大事にするの? 今出会った人を大事に出来ない人が、誰を大事に出来るのか。 人の話を聞ける、また聞いてもらえる、それはここに500人居ようが、10人居ようが一緒ですよ。他愛もない話、そこから何かヒントもって帰れればいいんだよ。
  人それぞれのドラマがある。三歳の子供でも喋りますよ、みんな感動する。知識とかこうやったら儲かるとかなら凄い人がいっぱいいるかも知れないけど、人間としてだったら、100歳が3歳の子に負けることもある。だからこの会も毎回、テーマは何もない。誰が何を言うかで派生するし、明日は覚えていない。メモに書くようなものでもない。うたかたのような夏の夜」




←前月の東京月例会報告
←前号の京・このごろ会通信
目次に戻る
このページの最初に戻る
次月の東京月例会報告→
次号の京・このごろ会通信→